魔法学校たんぽぽ教室で、魔女よねごんは暮らしています。可愛い1年生との日々をみなさんにおわけします。


by yonegon_gon

お楽しみ会

学期末には、どの学級も恒例のお楽しみ会がある。
どんなに堅物な先生でも、ほとんど必ずこの「お楽しみ会」なるものをする。
名前は、様々だ。クリスマス会ってのも一時あったが、
宗教的な名前の集会には参加させないという保護者がいたりして、
その名前は減ったと思う。

さて、1年生1組もこの学期末お楽しみ会にむけて、
各班で出し物の準備に大わらわである。

机を動かすのがめんどくさいよねごんは、ずっと5班で給食を食べている。
その5班の出し物がなかなか決まらなくて、大変だった。
一応、「サンタクロース」の劇をするところまではまとまった。
でも、なぜかみんな主役のサンタクロースをやりたがらない。
じゃんけんで決めることになり、結局はるちゃんが負けてしまった。
それっきり、はるちゃんは口をきかなくなった。
気まずい雰囲気でその日の給食は終わった。
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あやちゃんが三日ほど風邪で休んでいて、今日久しぶりに登校したので、
給食時間、出し物の件をこうちゃんが再度提案した。
「誰がサンタクロースやるか、もう一回じゃんけんしよう。」
「え、でもはるかちゃんに決まったよ。」
ともくんが、少し不服そうに言う。
「まあ、いいでしょ。もう一回やろう。今度は一番勝った人だよ。」
こうちゃんが、言った。で、じゃんけんぽん!
何度かじゃんけんぽんを繰り返して、やっとあやちゃんが勝った。
「えーーーやだあ。」
でも、そのとき、はるちゃんがじゃんけんに参加してなかったことに
ともくんが気づいた。それでもう一回やりなおし。
じゃんけんぽん!
今度は一発で決定。ともくんが勝ってしまった。あらら
「ともくん、こんな時はじゃんけん強いねえ。」
よねごんは、ともくんをなぐさめた。
ハンバーグやミートボールが余ってじゃんけんするとき、
勇んでじゃんけんをしに行くともくんは、たいてい負けて帰ってくるのだ。
あまりにも見事に一発で勝ってしまったので、
さすがのともくんも文句を言うすきがなかったようだ。

トナカイは、こうちゃんとたかしくん、
子どもは、はるちゃんとあやちゃんということで、
一応配役は決定した。

「でさ、ストーリーを考えなくちゃね。」
よねごんがうれしそうに言った。
みんな、うんうんと頷く。
「ねえねえ、こんなのどう?
あるところにサンタクロースのかっこうをした大泥棒がいました。
大泥棒は2頭の手下のトナカイにそりをひかせ、
子どもたちの住む家に泥棒に入りました。」
「だめだよ。そんなの。」即座に、こうちゃんが却下。
「えーーー面白いのにぃ。じゃあ、こういうのはどう?
二頭のトナカイがいました。一頭はすけさん、もう一頭はかくさんという名前でした。
二頭のトナカイには親分がいました。それは、サンタクロースまたの名前を
こうもんさんと言いました。
サンタクロースは、子どもたちの前に立つと、袋の中からプレゼントを出して言いました。
こ、このプレゼントが目に入らぬかぁ!」
その時点で、もう誰もよねごんの話しは聞いていなかった。

結局、サンタクロースはトナカイのひくそりに乗って
子どもたちにプレゼントをわたすというストーリーになったようだ。
ふん!
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by yonegon_gon | 2005-12-14 22:35 | 魔法学校