魔法学校たんぽぽ教室で、魔女よねごんは暮らしています。可愛い1年生との日々をみなさんにおわけします。


by yonegon_gon

音楽といふもの

長い間先生やってると、1年生から6年生まで担任を経験し、
その上、音楽の専科、図工の専科などなど、ありとあらゆる経験をする。
やってないのは、家庭科専科ぐらいかなあ。

で、その音楽の先生をやっていたころの話。
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音楽の先生だからと言って、特別に私が音楽を専門に勉強したわけではない。
大学の授業で、ピアノと声楽は習ったけれど、遠い昔の話。
小学校の先生になるには、一応採用試験でピアノがある。
だから、小学校の先生はみんなピアノが弾ける。
と言っても、採用試験の課題曲だけ何とか弾けたという人のほうが多いのも確か。
私もどちらかというと、それに近かった。

でも、例によって担任を決める話し合いで、ぼーっとしてたら、
音楽の先生になってしまっていた。

その頃は、またすごいことに1年生から6年生まで全部の学年の音楽を教えていた。
1年生から3年生までは合同音楽と言って、学年で授業をする。
各学年2クラスから3クラスあるから、60人から70人以上の子どもたちと音楽をやるわけだ。
これは、壮絶としか言いようがない。





元気いっぱいの子どもたち、
音楽室は絨毯敷きで机や椅子がないので、入ってきたらあっという間に飛んだりはねたり。
「静かに!静かに!しずかあああにいいい!」
といくら連呼しても、聞く耳をもたない。

幼稚園や保育所の先生が、
たくさんの子どもたちを静かにさせるために、使う手がある。
「いーち、にー、さーん、しー・・」
と数を数えていく方法。上に手をあげて数えて行く。
だいたい、少なくとも10から20くらい数えたら、子どもたちは静かになる。

でも、である。
この学校の子どもたちは、そんな子どもだましにのってはくれない。
「いーち、にー、さあん、しー・・・・58,59、60・・・。」
いくら気の長いよねごんでも、がまんの限界。
「い・・いったい、いくつまで数えりゃ気が済むんだああ!
静かにしないと授業はじまらなぁああい!」
で、やっと少し静かになる。

でも、子どもたちは音楽が好き。
1年生の教材で、「小鳥の歌」というのがある。

ことりは とっても うたがすき
かあさん よぶのも うたで よぶ
ぴぴぴぴぴ ぴぴぴぴぴ ぴちくりぴい

「はい、みんなで小鳥になって”ぴぴぴ”のところを歌ってみようか。」
今更ながら、こんなこと言うだけムダだった。
「ぎゃーぎゃー ぎーぎー」
元気いっぱい、ほえたててくれた。
ええい、発想の転換だ!
「んでは、みなさん。怪獣になってみましょう。」

かいじゅうは とっても うたがすき~
かあさん よぶのも うたでよぶ
ぎゃぎゃぎゃぎゃ ぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ がおがおがああああ~♪

最高にのってる。
「はい、次はトラ。」「次はアヒル」「次、カラス」
なかなか飽きそうにない。
試しに、「人間の赤ちゃん」と言ってみた。

「おぎゃあおぎゃあ」と可愛い声を出してくれた。

なんだかわかんなくなったけど、なかなかステキな音楽でした。
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by yonegon_gon | 2006-01-04 18:53 | 魔法学校