魔法学校たんぽぽ教室で、魔女よねごんは暮らしています。可愛い1年生との日々をみなさんにおわけします。


by yonegon_gon

音楽といふもの・パート3

音楽室では、スズ、タンブリン、カスタネット、キーボードなどの楽器が
自由に使えるように置いてあった。
導入で、はやりの歌を流しているのだが、
子どもたちはそれぞれ思い思いの楽器を手に、楽しげに歌ってくれる。

隣にある音楽準備室には、棚の中にトランペットやトロンボーンといった
金管や木管楽器がずらっと並んでいた。
以前は、こういう楽器に詳しい先生がいて、ブラスバンドクラブがあったんだけど、
その先生が転勤してからは、もう長い間誰もさわることのない楽器たちだった。

で、よねごんはといえば、もちろんぜんぜんダメ。
チューバとかユーフォニウムなら何とか音が出る。
(ちなみに、これは誰でも鳴るらしい)
しかし、クラリネットを吹くとピキーピキーっと詰まった尺八のような音しか出ない。
トランペットも鳴らない。たま~に、
「ぷしゅーっ」とぞうさんかかばさんのおならみたいな音が出る。

で、そのトランペットの古いのを、2本ほど準備室に置いておいた。
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一番音楽室に近い2年生のたけしくんが、
休み時間にやってきて、そのトランペットを発見。

「ねえ、ねえ、よねごん。これ鳴らしていい?」
「いいですよ~しかし、この楽器はトランペットというのですが、
まあ、他の金管楽器に比べて、難しいというかなんというか
実に音が出にくい楽器でして・・・・。」
「プォーーーーーー♪」
あ?あややっや?嘘でしょう?
なんと!一発で素晴らしい音が・・・・。
びっくりびっくり。言葉を失っている私を尻目に、
他の子たちも、「ぼくも!」「あたしも!」「俺も!」とやってくる。


「はい、では並んで並んで。
ええっと、トランペットの吹き方ですが、唇をこう・・・こうして・・・。」
だいたい、自分が吹けないくせに、吹き方説明してなんになる。

ということで、一番最初に音を出したたけしくんにお願いして、吹き方の説明をしてもらった。

「口をこんなふうにして、ぷーっ!って、つばはくみたいにするの。」

すると、その通り、次から次と音が出るではないか。
あっぱれ、あっぱれ!すごい!すごい!
なかなか音が出ない私のような子も中にはいたけれど、
3回か4回、すかーすかーってやってたら、プー!っといい音が出た。
うむ、子どもたちの可能性は限りないのだ。
もしかしたら、この中から将来ヒノテルマサになる子だっているかもしれない。
今のうちにサインもらっておくか、それともこう言ってもらおうか

「実は、よねごんに一番最初にトランペットを教えてもらったんです。」

テレビのインタビューかなにかで・・うっほっほ。

アホなことを考えている私のことなどおかまいなく、
短い10分の休み時間に、子どもたちは好き勝手にトランペットを吹きまくって、
さっさとチャイムとともに消えていった。

彼らがいなくなってから、そっとたけしくんが言ってたようにトランペットを吹いてみた。
「プオーーーー!」
おーーー、なんと!ぞうさんのおならより、少しはましな音が出たではないか!

今日の休み時間に学んだこと。
わかんないときは、子どもたちに教えてもらいましょう。
でした。
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by yonegon_gon | 2006-01-06 20:43 | 魔法学校