魔法学校たんぽぽ教室で、魔女よねごんは暮らしています。可愛い1年生との日々をみなさんにおわけします。


by yonegon_gon

研究会

今日は、3時間の授業でその後、研究会に参加した。
6つか7つの町の先生たちが一同に集まって、
年に一回大規模な研究会が開かれる。
私は、一つの分科会の司会だった。

分科会のレポートは2本。
そのうちの1本が印象的だった。
50才の男の先生。
緊張していますと何度もおっしゃるその先生は、スーツ姿で、
ぱっと見た感じどこかの会社の課長さんとかそんなふう。

レポートの内容は、2年生を担任して四苦八苦しながら
子どもたちと暮らしていった話しだった。
おそらく高学年ばかり担任してきた彼は、
小さな2年生を持って、高学年と同じように接していたという。
するとある日、子どものお母さんから連絡が入って、
子どもが学校に行きたくないと言っていると。先生がこわいと言っていると。

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先生は、お母さんに会い、一生懸命お話を聞いた。
ただただ、黙ってひたすら親の思いを聞いたと語る。
今まで長い間、先生をやってきて初めての経験だったそうだ。
自分が、いつの間にか大きな声で、威圧するかのような早口で、
子どもたちに話すことが多くなっていたことに気づいたという。

そして、先生は次の日から、子どもたちの話しを一生懸命聞こうとがんばる。
登校してきたとき、休み時間、掃除の時間、給食の時間、下校時間
子どもたちと、いっぱいおしゃべりをするようになった。
今まであまりしゃべってくれなかった子が、笑顔で話しかけてくれるようになったとき、
先生は元気のもとをもらったと感じたそうだ。

子どもたちの元気のもとは、先生の元気のもと。
それがあるから、いろんなことに立ち向かっていけるのかもしれない。
元気のもとを子どもたちとふくらませていきたい。

「先生が怖い」と言っていた女の子は、
私にとてもステキな笑顔を見せてくれるようになった。

その先生はそう言って、報告を終えた。

照れながら緊張しながら、訥々と話すその先生を見ながら、思った。
長い人生、50才になって、あんた間違ってると言われた時、
それを素直に受け入れて、何とか変わろうとがんばることのできる人が
どれくらいいるだろう。
私は悪くない、私のせいじゃないと、言いたくなるのが人間だ。

一人でも、こういう先生が増えると子どもたちは幸せだな。
人生いくつになっても、成長できる。
そんなことを考えながら、今日は終わりました。
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by yonegon_gon | 2006-01-25 22:34 | 魔法学校