魔法学校たんぽぽ教室で、魔女よねごんは暮らしています。可愛い1年生との日々をみなさんにおわけします。


by yonegon_gon

いぬぼうかるた

生活科のお勉強で、グループで遊び道具を作ることになった。
2月の最後の授業参観に、
お家の人たちも参加してもらって遊ぶ予定。

ということで、1組も2組も混ざってグループに分かれる。
たんぽぽには、カルタを作るグループと輪投げを作るグループが来た。
これは、制作途中の写真。
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輪投げチームは、あやかちゃんを中心に着々と進行。
女の子3人が黙々と制作する中で、
ペットボトル切りを仰せつかった、たった一人の男の子しゅんくんは、
小さなはさみでペットボトルを切り続け疲れ果て、
お仕事終了後、見本の輪投げの輪っかで遊んでた。
アフリカの少年のような後ろ姿。
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カルタチームはこころちゃんとはるなちゃんとゆうたくん。
たかしくんがインフルエンザでお休みだったので、
この3人で46枚(かな?^^;)のカルタを作らねばならない。
こころちゃんとはるなちゃんは、マイペースで楽しく描いていった。

ゆうたくんは、小さなメモを持っていた。
先生が、それぞれ自分たちが作る遊び道具に
必要だと思うものを準備してくるようにと言ってあったので、
ゆうたくんは、カルタの文章を前もって考えてきたらしい。

みんな黙々とカルタを作ったり、輪投げを作ったりしているたんぽぽ教室で、
よねごんはストーブの前に椅子をひっぱっていき、
あやかちゃんに作るよう命じられた輪投げの輪っか作りにいそしんでいた。

新聞紙を丸めてカラービニルテープをまくというこの作業は、
あったかいストーブの前にすわってまったりやるのにぴったりだった。
ロッキングチェアーがあるといいのにな・・
とすっかりおばあさん気分になっていた私の前に、
ゆうたくんが難しい顔でやってきた。

「あのさ、よねごん。『したしきなかにも れいぎあり』ってどういうこと?」
「は・・はあ?えっと・・・うーーーん。
例えばですね、ゆうたくんとよねごんは友だちだけれど、
いくら仲良しでも、相手を傷つけちゃうようなことは、やっぱり言っちゃいけないって
まあ、そんな感じですかねえ。」
「ふーーん。じゃ、友だちが握手してる絵にするか。」

そう言って、ゆうたくんは席に戻った。
せっせと輪っかを作っていると、またゆうたくんがやってきた。

「あのさ、よねごん。『たつとり あとを にごさず』って、どういう意味?」
「あ・・ええっと・・うーーーん。
六年生が卒業していくときに、使ってた教室が汚いまんまだと
いけないから・・・・。」
そう説明しかけて、間抜けなよねごんはやっと気がついた。

ゆうたくんは、詳しい訳を知りたがっていたのではなかった。
要するに、時間がないから、手っ取り早くどんな絵を描けばいいかを知りたかったのだ。
見れば、『さるも きから おちる』は、木から落ちていく猿が描かれていた。

しかし、どうして「いぬぼうカルタ」なんだ?

「えっと、この場合、湖から飛び立つ鳥を描いたらいいかと思います。」
「わかった。」
絵を描くのが得意なゆうたくんは、急いで席に戻った。
もう、何も聞きにこないでくれ・・
いぬぼうカルタの格言を、1年生に説明するのは難しすぎる^^;

そのよねごんの願いもむなしく、ゆうたくんはやってきた。
「あのさ、『ろんより しょうこ』って、どういう意味?」
「あのさ、『ちりも つもれば やまとなる』って、どういう意味?」
「あのさ、『としよりの ひやみず』って どういう意味?」

かくして1時間、よねごんは汗かきながら、いぬぼうカルタと格闘したのでございました。
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by yonegon_gon | 2006-01-27 22:13 | 魔法学校