魔法学校たんぽぽ教室で、魔女よねごんは暮らしています。可愛い1年生との日々をみなさんにおわけします。


by yonegon_gon

天道虫

先日、職員室に向かってわたりローカを、ほぼ走っていると、
中庭に4年生のじんくんがいた。
じんくんは、1年生で担任した子で、虫がだいだいだい好きな男の子。
大きくなったら木になりたいと言った彼である。

じんくんは誰もいない中庭で、
黒いジャンパーのファスナーをあごまで引っ張り上げ
黒いフードをすっぽりとかぶっていた。
それが、三角形にとんがっていて、
まるで暗黒の森から迷い出てきたちび妖精のように見えた。
なにげなく、やあと手をふって通り過ぎた。

用を終えて職員室を出ると、
そのじんくんがフードをかぶったままローカを歩いてきた。

「あら、じんくん。」
「あのさあ、よねごん。」
「はいはい。」
「テントウ虫、預かってくれない?」
「ほ・・テントウ虫。えっと、たんぽぽでですか?」
「うん。」
「わかりました。いいですよ。でも、じんくんお世話に時々来てくれる?」
「うん。」
「で、何匹くらいですか?」
「20匹くらい。」
「に・・にじゅう・・・。」

じゃあ、後で持っていくねと、じんくんはにっこり笑って去って行った。
この時期に二十匹のテントウ虫@@;
おそるべし、じんくん。

ということで、お昼休みにじんくんが四角いタッパーに、
笹のような葉っぱとともにいっぱい入ったテントウ虫を持ってきた。

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「これ、家で飼ってたの?」
じんくんに聞くと、
「うん、去年の今頃つかまえたの。家でもまだいるよ。」
「ほっほーすごいなぁ。ちょっと、テントウ虫について調べてみましょうか。」
「うん。」

ということで、知っているようで知らないテントウ虫の秘密を調べることになった。
以下は、月曜日、じん虫博士によねごんが提出するレポートです。

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☆てんとう虫は「天道虫」とも書くのです。
 てんとう虫の飛び立ち方がまるで
 おてんとう様(太陽)に向かっているようだから、この名前と字がつけられたそうだ。
 なんか、ステキだなあ。

☆てんとう虫たちは、おおぜい集まってみんなで寒い冬を越える。
  これを『越冬(えっとう)』という。

☆敵が来ると黄色いネバネバした臭い液を出したり、手足をちぢめて死んだふりをする 。
 これは、てんとう虫の羽のしくみに関わっている。
 かたい羽の下にやわらかい羽をもっている。 
 このかたい羽をもつ昆虫を、『甲虫』という。
 てんとう虫はその下のやわらかい羽を使って飛ぶ。
 しかし、その羽を出すには時間がかかってしまうから、
 敵から逃げるには飛ぶよりも死んだフリのほうがいいということ。

☆てんとう虫は、世界じゅうに5000種、日本だけでも100種類以上いる。
 てんとう虫には『害虫』と『益虫』とが いる。
 害虫は葉っぱを食べる“草食”で、益虫は、虫を食べる“肉食”。

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以上、たいへん勉強になりました。
天道虫、いい名前だなぁ。

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by yonegon_gon | 2006-02-19 08:46 | 魔法学校