魔法学校たんぽぽ教室で、魔女よねごんは暮らしています。可愛い1年生との日々をみなさんにおわけします。


by yonegon_gon

ちょうちょうと雪

先週の土曜は、まさに春のような一日だった。

そう言えば、この前の木曜も暖かくて、
次の日、よしきくんが
「きのう、黄色いちょうちょを見たよ。」と教えてくれた。
「ほー、越冬していたちょうちょうが、暖かくなって出てきたのでしょうか。」
「うん、でも今日はまた寒いから、ちょうちょどうしてるかなぁ。」
心配そうなよしきに、
「大丈夫、この冬を乗り切ってきたちょうちょさんですから。」となぐさめた。
a0042798_19542180.gif

「しかし、もう雪は降らないのでしょうかねえ。一年に一回は、大雪が降るんだけどなぁ。」
と私が言うと、まほちゃんが言った。
「雪、降ってほしいなあ。大きなかまくら作りたいのに。」
「ですねえ。雪ふるといいですよねえ。」

ここ数年、奈良の盆地では一冬に一回は、大雪が降る。
まあ、つきさんとこほどではないにしても、雪の少ない盆地ではびっくりなほど。
でも、この冬はまだ一度もそんな雪は降っていなかった。

かまくらができるほどの雪は無理としても、
奈良ではお水取りが終わるまで春は来ないと言われているから、
まだ可能性はありますよ。まほちゃん。






お水取りって、奈良の人以外で知ってる人いるかな。
これは東大寺の二月堂の行事で正式には修二会(しゅにえ) と言います。

「お水取りが終わるまでは、まだ寒い日が来るよ。」
私が子どものころからそう聞いていた、奈良の冬の終わりを告げる一大イベント。
でも私はまだ、一度も見に行ったことはない^^;

前にもここに書いたけれど、私のふるさとは奈良の山間部の村。
子どもの頃、寒い寒い冬の朝、布団の中で目覚めると、あたりが妙に明るくそして静か。
この静けさは独特で、本当に音の無い世界って感じる。
「あ、雪が積もってる。」


a0042798_20143769.gif
そう、雪が深く積もった朝は、音の無い世界が広がっている。
うまく説明はできないけれど、雪がすべての音を吸収してしまうのだろう。

窓を開けると一面の銀世界。それに太陽が反射してものすごくまぶしい。
長いつららと銀色の雪。そして、深い深い静けさ。

膝まであるくらいに積もった雪の道を、長靴をずぼずぼしながら学校まで歩く。
電線から落ちてくる雪に、びっくりしたり、首をひっこめたり。

なつかしい。
もう、あんな雪の朝を迎えることは、ここではないのかなぁ・・・
[PR]
by yonegon_gon | 2006-02-27 20:16 | 魔法学校