魔法学校たんぽぽ教室で、魔女よねごんは暮らしています。可愛い1年生との日々をみなさんにおわけします。


by yonegon_gon

巡礼町たんけん

生活科のお勉強で、「町たんけん」というのがある。
自分たちの町の中にある、コンビニや病院、郵便局なんかを
実際に白地図を手に、チェックしていく。

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小さい町とはいえ、それにほぼ校区だけとはいえ、
けっこう広い地域である。
週に一回、1時間半、三週にわたってやった。

初日は、ものすごく晴れわたった暑い日で、
よねごんはデジカメを学校に忘れてきて、くさっていた。

その次の週は、今にも雨が降りそうな曇天で、ものすごく蒸し暑く、
よねごんはデジカメを家に忘れてきて、くさっていた。

そして、先週の金曜日、やっとこさデジカメを持って、
最後の町たんけんに出かけることができた。

よねごんは、毎回、一番後ろから、遅れてくる子を追い立て、追い立て、
ふらふら、ぶらぶら歩いていた。

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だいたい、2年生が白地図を持つなんて、何の意味があるのか。
地図というのは、今自分がどこにいるのか、
目的の方向はどこなのか、
どういうルートをたどればいいのか、
そういうことをチェックするためにある。

でも、2年生のおちびたちに
そのようなことができるわけがない。
「今、どこ~?よねごん。」
「郵便局、どこに書き込むのお?」
「どこ曲がったの。よねごん。」

おまえら、あたしは歩くナビゲーションシステムか!
とは言わなかったが、暑さと歩くのにうんざりしていたよねごんは、
職業意識なんぞ、とっくに消え失せていた。
「えーっと、わかんない。あーっと、この紙の裏かなあ。」
と、いいかげんな答えばかり言ってたら、
とうとう、子どもたちは、よねごんをあてにするのをあきらめた。

さて、そんな道中で二人の負傷者が出た。
あきらくんとたっちゃん。
たっちゃんは、たいきくんとのいざこざで、
足を蹴られて、半べそで最後尾にやってきた。
あきらくんは、これはたまたまなんだが、
振り上げたのりちゃんの足に蹴られて、
片足を引きずりながら最後尾にやってきた。
実は、のりちゃんは空手を習っていて、キックの力はなかなかのものだった。

これが、その二人。
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半べそのたっちゃんは、さすがにしおれていたが、
あきらくんは、足を引きずりながらも雄弁だった。
「この下の池で、すごいスピードで走る亀がいたよ。」
「ほー、走る亀。」
「そうなの。ものすごい、スピード。びゅーって。」
「見たいものですね、ものすごいスピードで走る亀。」

たっちゃんのご機嫌も治った頃、
間もなく学校に帰れるという時に、
あきらくんの鉛筆が側溝に落ちた。
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この側溝というもの、何とかならないもんか。
一回目の町たんけんでは、はるちゃんが側溝に鉛筆を落とした。
その側溝は、深くて、ふたが固定式だったので、あきらめざるを得なかった。

二回目の町たんけんでは、りょうまくんが側溝に鉛筆を落とした。
ふたは固定されていたが、浅くて隙間があったので、
学校に戻ってから火ばさみを持ち出して鉛筆を救出。

そして、三度目はあきらくんの鉛筆。
しかし、幸いにもこの側溝は、一番らくちんだった。
浅くて、ふたが持ち上がった。
かくして鉛筆は救出された。

とにかく、これで巡礼町たんけんは終了。
あーー、もう二度と行きたくないと思っているのは、あたしだけだろうか。

ところで、この花って、なんだか知ってますか?
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by yonegon_gon | 2006-06-04 11:03 | 魔法学校