魔法学校たんぽぽ教室で、魔女よねごんは暮らしています。可愛い1年生との日々をみなさんにおわけします。


by yonegon_gon

お話の絵

いつも暇そうに見える先生ですら走るという師走に入り、
さすがにばたばたの毎日が続いている。
子どもたちとは、相変わらず楽しい日々を送っているのに、
なかなかそれをブログに書く暇がない。

さて2年生のみなさんは、昨日の図工の時間、お話の絵を描いた。
自分の好きな物語の一場面を絵に描くというもの。

低学年は、クレヨンと絵の具を併用する場合が多い。
細かいところは、クレヨンで、背景など広いところは絵の具で。
クレヨンは絵の具をはじくから、少々絵の具がはみ出しても大丈夫。

たんぽぽは、机が少なくてフロアが広いから、
絵の具を使う子たちは、絵の具セットを抱えてたんぽぽにやってくる。

床に新聞紙を広げて、その上に画用紙を置き、自由に色を塗っていく。
よねごんは、自分の机で仕事をしながら、
時折、子どもたちが聞いてくる質問に答えたり、塗り方を説明したり。

「よねごーん。」こうきが呼んだ。
「はいはい、なんでございましょう。」
「ぼくさあ、薄い青を作りたかったんだよね~。
でもさあ、黄色になって、それから緑になっちゃったあ。」

薄い青を作るつもりが黄色に、何色の絵の具を使ったんだろう・・
こうきは、魔術師だ。

では、子どもたちの作品の一部を紹介いたします。
何のお話かわかりますか?

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絵を描くというのは面白い。
この日、りょうまくんは、朝から少し苛立っていた。
でも、たんぽぽで絵に色を塗っていくうちに、彼の表情は明るくなっていった。
もとのお話しはなんだったのかわからないが、
そのお話しの絵は、りょうまくんの想像のつばさに乗ってどんどんふくらみ、
お話しがふくらめば、絵の具は塗り重ねられ・・
出来上がった絵がこれ。

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図工の時間には絵の描き方の基本、絵の具の使い方や、
色の作り方、塗り方なんかを教えるのが先生の仕事。
でも、時として子どもが自由にのびのびと描くのを
止めないでおきたいことがある。

小さな2年生でも、クラスという社会で生きている。
そこでは友だちとの関係や或いは先生との関係を、
バランスよく保つ方法を会得しなければ生きにくい。
自分を抑えたり、わがままをひかえたり、したいことがあっても我慢したり・・
けれど、大人も子どもも一緒。その結果、たまるのはストレスだ。

学校ばかりではない。家庭でも、家族との関係の中で、
ストレスをけっこうためて学校に来る子たちも多い。

もしかしたら、人生で最も大切なことは、
たまったストレスを、いかに上手に発散するかではないか。
子どもたちと暮らしながらよねごんは、そんなことを考える。
真っ白い画用紙に思うがままに絵の具を塗りまくる。
今日のりょうまくんは、そうすることでストレスを減らしていた。

担任の先生がたんぽぽに入ってきた。
りょうまくんの絵をじっとみている。
「すごくきれいな青だねえ。画用紙からあふれそう。」
りょうまくんは、うれしそうに「うん」と頷いた。

よかったね、りょうま。
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by yonegon_gon | 2006-12-06 22:35 | 魔法学校