魔法学校たんぽぽ教室で、魔女よねごんは暮らしています。可愛い1年生との日々をみなさんにおわけします。


by yonegon_gon

子どもたちの力

担任は忙しい。でも、一日があっという間に終わる。
朝、教室で「おはよう!」という一人目の子どもの声で始まり、
「さようなら」という元気な声で一日が終わる教室。
これじゃ、あっという間に歳とっちゃうなあ。

ところで、4年生になってからバタバタの日々の中、
私はまだ、子どもたちの机や椅子の調整をしていなかった。

昨日、一念発起して、机や椅子の調整をする工具を教室に持って行った。
で、ふと思いついて、こうちゃんとたっちゃんに工具をわたした。

「はい、こうちゃん、たっちゃん。」
こうちゃんは、怪訝な顔で私を見つめた。
「こ、これって、何?」
「それは、机や椅子を高くしたり低くしたりする、魔法の道具です。」
「は?」
「では、がんばってくれたまえ。」
「がんばってって・・・これ、どう使うの?」
たっちゃんが、聞いた。
「知らない。」と、私は答えた。
「し・・・知らないって・・・。」
呆然と工具を持って見送るたっちゃんとこうちゃん。

二人と工具を残して、よねごんは教室を去るのであった。
はっはっは。

で、職員室でバタバタと仕事をして、
教室に戻ってみると、なんとなんと、
こうちゃんとたっちゃんの周りには、その他大勢が集まり、
机や椅子を倒し、工具をひねくりまわしているではないか。
やるな、四年生。
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こうちゃんが、叫んだ。
「できた!」
そして、机はゆっくりと持ち上げられた。
しかし・・・

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立ち上がったあやかちゃんの机は、
椅子にすわったあやかちゃんの胸まであった。

「おー、すごい。こうちゃん、たっちゃん、やりましたね。」
「でも、高すぎたし・・。」
「初めてにしちゃ、上出来ですよ。」
「もう、疲れた・・。」
たっちゃんが、ぼそっと言った。
「ま、次の授業参観までに、また下げてくれたらいいですから。」
「うん。」
力なく頷くこうちゃんを励まし、よねごんは、また職員室に去った。

そして、またまた戻ってみると、
なんとなんと、他の子どもたちも工具を使って、
椅子をあげたり、机をあげたり・・

大部分の机は、あげすぎて、あやかちゃんの机みたいになったけど、
一日たって、今日になると、もうほとんどの机や椅子が、
完璧な高さに調整されていた。

びっくりしている私の顔を見ると、
こうちゃんとたっちゃんはにっこり笑って言った。
「もう、5分か6分で、調整できるよ。かんたん。」

すごいね。4年生。
いたく感心した私でありました。
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by yonegon_gon | 2008-05-09 23:34 | 魔法学校